「指が痛い」絵描きへ 対処方法

僕は今42歳だが、27歳の時から指が痛い。厳密に常に痛いわけではなく、爆弾を抱えているという表現になるだろう。27歳の時にはじめてそれになって治すのに1,2カ月かかった。これまでたくさんの医者に診てもらったが原因はわからず。それが原因で絵を描くことを諦めかけたことが何度かある。

しかしうまく付き合えることがわかった。同じように悩んでいる人に良きアドバイスになるのではと思いここに記します。しかしこれは僕の場合なのでみなさんに当てはまるとは限りません。まずは病院に行って検査してもらってそれでも分からない場合参考にしてほしいと言ったところです。(似た症状だと「リウマチ」であるという可能性もあるので。リウマチの場合はお薬がないと症状は良くならないので。)

●指が痛くなる条件

  • 硬い芯で絵を描いた時
鉛筆でもシャーペンでも自分の関節に合った硬さを選ばないと痛くなります。僕は今「3B」を使っているが、「2B」を使うとすぐ痛くなる。
  • 長時間絵を描いた時
どんなに使っているものが手に合っていても、同じ作業を長時間は指の関節に良くない。長時間絵を描いたなと思ったら、メールを打ったり、デザイン作業をしてみたりしている。
  • タイピングをし過ぎた時
意外と僕の場合は絵を描くよりもこれで指が痛くなることがよくある。タイピングは無意識で力が入ってたりする。できるだけソフトにを心がけている。
  • 体調があまり良くない時
関節の痛みというのが血管の問題であったりするので疲れている時ストレスが溜まっている時、アレルギーが出てる時などは指が痛みやすいと感じる。僕は春の花粉症のシーズンによく指が痛くなる気がします。
  • 更年期障害を疑うことも検討
関節痛は更年期でも起こりうるらしので


●治す方法

元の状態に治すのは不可能と感じている。うまく付き合えば特に問題は無いとも思う。

  • 指を使わない。休む
痛みが出てすぐ止めて休めば1日〜3日で治ることが多い。体調にもよる。最初は原因もわからず荒療治的に痛くても筋肉はついていくし鍛えられていくなどと考えていたが、全くの逆効果。そんなことをやったら1,2ヶ月治らない。僕はマウスすら持てなくなったことがる。
  • 冷やす
指を酷使した夜は寝る前に冷やすことが結構効果的。そこまで痛くない時にやると良い。作業する前は温めて、作業が終わったら冷やすと良いとスポーツ選手は言っている。
  • 悩まない
指が痛くなったら一旦考えるのをやめよう。別の楽しいことをやって忘れよう。ストレスが一番良くない。


●予防方法

日々痛くならないようにちゃんと恐れて、健康的な毎日を送る。

  • 運動
血管の中で起こっていることが原因だったりするので血行を良くするために必要。僕はウォーキングをやっている。
  • コーヒーを飲み過ぎない
カフェインには血管収縮の動きがある。
  • 鍼灸
僕は40歳から鍼灸師さんに月に一回やってもらっている。今はこれが一番効果的と感じている。4回通って効果が実感できる感じでした。もちろん人によって違う。
  • 甘いものを摂りすぎない
糖分は血管をダメにし体内に炎症を引き起こすらしい。僕は甘いものが大好きで心当たりがありすぎる。
  • レオピン
薬局で相談したらこれを薦められたので飲んでみたら少し良くなった気がする。今は飲んでいない。試してみる価値はあると思う。しかし高価です。血液の流れをよくして血色不良や冷え症を改善する
  • 同じ作業ばかりしない
つまり別の指の使い方をすることでいつもの筋肉じゃない別の筋肉を刺激してあげることで弱い部分をフォローしてあげるということ。僕の場合毎食の食器を洗うことでそれを実現している。
  • サウナ
効果覿面という印象はこれまでないが、原理から考える悪くないと思う。僕は月に一回は行っている。
  • 小まめに水分補給
痛みが血管の問題である場合があるので、水分はとても大事。血管に良いことは全部やる気持ちで!

最後に「痛み」について

病院に行って診てもらっても原因が分からない。それは「仮病」の原理だからだ。仮病というのは以前痛めた体の部分をすでに治っているのに脳がエラーを起こしその部分に血管を通して炎症物質を誤って送ってしまうことで起こるらしい。つまり実際その箇所が痛いのは事実だけど原因は脳のエラーつまり大元の原因はストレスだったりするらしいです。


絵描きは将来の不安が半端ない、何歳になっても安定はほぼない。常にプレーヤーだし歳を重ねるほど比例して若い時以上に頑張らなければならない。将来を悲観的に考えてしまうのは当たり前、だからストレスが異常に多い。そんな時僕は京セラの創業者である稲盛和夫氏の言葉 「楽観的に構想し、悲観的に計画し、楽観的に実行する」を思い出してやってきたりしました。

職業病でもあるが、多くの絵描きは指が痛くなんてならないです。あまり聞いたことがない。まぁ歳をとって絵を生業にできる人っていのがそもそも超レアなので分母が少ないのですが。だけどなんで自分だけこんな目に遭わないといけないのか!と悲しくなると思うけど、人それぞれ体のことで悩んでる部分は違うし、結局長い人生、時期は違えどみんなそれぞれ同じくらい不幸なことは起こるものです。気楽にやっていきましょう。ちなみにジブリの宮崎駿さんは5B以上の鉛筆を使っているとか。

誤解があってはいけないので最後にもう一度記しますが、痛いと感じたらまずは病院へ行ってみましょう。